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精巧なプロトタイプを作る利点

2016年10月27日
斉脇 一志

新規事業を立ち上げるにあたって、精巧なプロトタイプを構築する利点を考えます。大きく、開発と事業の観点で整理します。

  1. 開発における利点
  2. 事業における利点

1. 開発における利点

  • 本番プログラム構築のための、正確な要件定義につながる
  • 技術的に難しそうなポイントの洗い出しができる
  • 本番プログラム構築前に、ユーザーへUI/UXのテストができる
  • 本番プログラムを適切に実装できるようになるので、トータルで開発費用が安くなる
  • そもそもの、システム開発の必要性の検証ができる (本当にそのシステムは作るべきなのか)

ゼロからものを作るのは大変です。不確定要素が多く、見積もり通りに開発はうまくいきません。また、要件定義をしても、あくまでもテキストベースなのでチーム内でも認識がずれることがあります。

精巧なプロトタイプを構築することで、開発を効率的に進めることができるだけでなく、本当にその開発が必要なのかを逐次検証できるようになります。

2. 事業における利点

  • 商品のニーズが確認できる (本当に売れるのか)
  • 精巧なプロトタイプで事前販売をスタートできる (ここで売れなければ早期の撤退ができる)
  • 資金調達や予算獲得の説得力になる (社内稟議、銀行、VC、クラウドファウンディングなど)

事業において、お客がお金を払ってくれるかが全てです。事前販売ができるというのは、それだけ失敗確率を減らすことにつながります。

本番プログラムの実装には予算が必要です。その予算を獲得する上で(社内であれ社外であれ)、精巧なプロトタイプは強い説得力になります。どんなものを作ろうとしているのか、全ての人に伝わることは大切なことです。

自分も、チームも、顧客も

精巧なプロトタイプを構築することで、方向性の正しさの確認ができます。自分が企画したものを具体的にし、チームで認識を合わせることができます。顧客の必要性の検証も行えますので、結果的に失敗の確率を減らすことができます。

ぜひ、本番プログラム実装の前に、精巧なプロトタイプの構築をオススメします。