Steve Yegge、RailsをJavaScriptに移植する
プロフィール
Steve Yegge (スティーブ・イエギ) アセンブラからキャリアをはじめ、Amazonを経て、現在はGoogleで働く開発者。JavaとPythonで書かれた50万行のMMORPG Wyvernの作者。ソフトウェア開発を扱 ったブログStevey’s Blog Rantsを書いている。Amazon時代に書いていたブログのアーカイブがStevey’s Drunken Blog Rants(TM)にある。”Anime”ファンで日本語を学んでいたこともある親日家である。
- Amazon -> Google -> Grab
- MMORPG 作っていた
- Googleディスが面白い (最新作も含めて)
最近のポスト
Why I left Google to join Grab – Steve Yegge – Medium
Stevey の Google プラットフォームぶっちゃけ話
Steve Yegge の Google とプラットフォームに関するぶっちゃけ話を訳した(前編)
- AWS 誕生の話
- API の話 (アクセシビリティ、プログラマブル について)
- プラットフォームの話
- ドックフーディングの話
- マイクロサービスの話 (昔のSOA)
今風に言えば、上記についての示唆に富んだ話。
ベゾスが、闘うプログラマーのデビッド・カトラーにも通じるやばさ。
ともかく、 Bezos が気づいた最初の大きなポイントは、本を売り、出荷し、色々とやる仕組みが、素晴らしいコンピューティングプラットフォームに再利用でき得るということだ。
技術ノウハウが経営リソースとして再利用できるやつ。
同じような話で、最近はどんなネットサービスもデータ分析でプロダクトのロードマップを調整している。
つまり、ユーザーログから開発する機能やUIを決定している (A/Bテストもやりまくっている)
ログを集積して、クエリを流せるようにして、統計処理できて、ML/DLもできるようにする。
このノウハウがあれば、ぶっちゃけどんなサービスも成功させることができる。
うまくやっているのがFacebookであり、日本だとGunosyとか。
もう一つ、彼が理解した大きなポイントは、常にいつでも正しい、そんなものを作ることはできないということだ。
とにかく、API公開しろよって話。
最高のUIを作るよりも、APIを公開してハックできるようにする。
Facebook は他の人たちにも何かをさせてあげられる、プロダクトの美しい集合全体を作り上げたから、成功したんだ。だから Facebook はみんなにとってそれぞれ違うものだ。 Mafia Wars に全ての時間を費やす人もいれば、 Farmville で遊ぶ人もいる。何百の、いや何千の、質の高い、暇つぶしができるってわけさ。つまり、みんなのためにふさわしい何かが必ずあるんだよ。
これが5%問題の解決策なんだと思う。
なんでも実装するのではなく、APIを公開してみんなでハックできるようにする。
外部デベロッパー
developer.techgiant.com
が使いやすいか?
プラットフォームを作ろうと思った時、developer用のページが大切だよという話。
InstagramはAPI公開していないじゃないかという意見もあるかもだけど、そういう意味ではInstagramはプラットフォームではないんだろうね。あくまでもFacebookのなかにある閉塞的な街って感じで。最近だと、Facebookよりも、WeChatのミニプログラムとかの戦略の方がいい感じだと思うし。