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19:24:22
なぜ小さく始めるべきなのか! を理解するための引用5選

1. 理想の実現には順序がある (最初の一歩は小さい)

理想の実現には順序がある。いきなり全ての要素を満足させる仕組みはない。
葛藤しながらも順番を決め、トレードオフに向き合い、いま理想から程遠いことに苦しみながら歩みを進める以外にない。
理想を語るだけの人たちは、その道中に不足を指摘し、あるべき論を押し付ける。
あまりに不毛。
– yusuke sato (過去のTweet)

FreakOut の Founder であり、エンジェル投資家でもある佐藤裕介の言葉。
基本的に、ビジョンや理想は大きいものですが、いきなり到達できるわけではない。
どのような順序で進むのかが大切。

2. コードを書けばエラーも増える (だからコードは小さく)

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Helder De Oliveiraさんのツイート

アインシュタインの公式のパロディ。
コードを10書けば、エラーが100出るという話。
このGitHubのリポジトリも同じ趣旨。
kelseyhightower/nocode

3. ノーと言う (多機能がよいわけではない)

私は自分がしてきたこととおなじくらい、してこなかったことに誇りを持っている。
イノベーションは1000もの物事にノーと言うことなのだ。
–スティーブ・ジョブズ

めちゃくちゃ引用されている有名なやつ。
たしか、iTunes立ち上げの時に、音楽会社の人に言った言葉だった気がする。

これ以上削ることができない状態

これもソフトウェア開発でよく言われる言葉。
ただし、ビジネスにおいてはユーザーニーズは細分化されるので難しい。
Evernoteの5%問題なんかもそれ。

Evernoteを苦しめる「5%問題」は本当に取り組むべきことを照らす道しるべになる - GIGAZINE

4. 完璧なシステム (多機能でも完璧にはならない)

いかに緻密で堅牢なシステムを構築しようと、
必ずそれを逸脱するイレギュラーは一定数で出現します。
ただシステムを改善し、複雑化するだけでは永遠に完璧さは望めない。
ならば機能ではなく、運用の仕方で矛盾を解消するしかない。
管理しきれないイレギュラーを許容し、
共存できる手段を講じることで、事実上の完璧さを獲得します。
–PSYCHO-PASS 20

でかいシステムが完璧かというとそういうわけではない。
全てを解決するシステムを作るのではなく、一部は運用によって解決するほうがよい。

全てを機能で解決するべきではない。
運用で解決するほうがコストが低い場合もある。
特に不確実性が高い、初期の開発では運用で解決する。
運用の中でシステム化する方が効率がいい。
顧客が求めているのは、課題の解決であり、システムや機能そのものではない。
高機能な奴隷として全てを代わりにやってくれるものを求めている。
経済性を組み合わせることて現実解にしていくことが大切。

5. 針の穴を通すように

スコープを可能な限り小さくする
すでに成功しているサービスを真似しようとする。
しかし、成功しているということは、すでに成長した後。
成功したサービスも初期のスコープは小さかった。

心理的にスコープは大きくなりがち

自信がなく、保険として色々な機能を実装したくなる
そのサービスじゃダメだよ!と言われたくない
リリース時に恥をかきたくない

事例として、フリークアウトは、DSP機能のみでリリースされたと言われています。
また、グノシーは、最初は毎日メールでリンク10本届くサービスでした。